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2024年11月25日
eスポーツ × コミュニケーション ~NTTe-Sports講師による特別授業を実施~
令和6年(2024年)11月15日(金)、3時限目に開講しているスポーツ健康学部発展科目『eスポーツと心の健康』にて、株式会社NTTe-Sportsから講師の先生をお招きして特別授業が行われました。
テーマは「eスポーツとコミュニケーション」です。
様々なeスポーツイベントを手掛けている講師による、最先端のeスポーツ・ビジネスの仕組みやリアル・スポーツとの比較などの解説があり、eスポーツを通じたコミュニケーションの多様性を学ぶことできました。
受講した学生の感想を、一部抜粋して紹介します。
「eスポーツはゲーム会社の知的財産権が絡むことがビジネスを行う上で、スポーツとの最大の違いであるということを理解した。また、イベント運営の良い点としては、通信環境があれば全国どこからでも参加することができたり、会場がなくても参加でき、拘束時間が短いためゲストなども呼びやすいが、悪い点として、プレイ環境の統一や替え玉プレイと言った課題点もあり、改善していくべきこともあることを理解した。さらに、ビジネスにおいて競技としてはもちろん、大衆スポーツとしても楽しまれており、そこにリアルスポーツ同様の様々なビジネスが生まれていることや『オンライン参加/配信』『若者に人気』といった特徴を活かし、様々な課題解決にも役立てられているということを理解した。これらのことを理解した上でeスポーツが今後さらにどのようにビジネスを発展させていくのか楽しみかつ焦点を当て知識を得ていきたいと思った。」(スポーツ健康学部2年生)
「eスポーツは、現代のデジタル社会において急速に成長している分野であり、心の健康に及ぼす影響は注目に値します。特に、コミュニケーションスキルの向上やチームワークの重要性が強調されるeスポーツは、従来のリアルスポーツと似た特性を持つが、対面の交流よりもオンラインでの関係性が主だと思いました。eスポーツビジネスはスポンサー契約や大会運営を通じ、急速な経済的発展を遂げており、その規模は一部のリアルスポーツと肩を並べています。一方で、参加者の心の健康にはバランスを保つことが不可欠で、競争の激しさや長時間のプレイがストレスを引き起こすこともあり、リアルスポーツ同様、心身のケアを組み込んだ仕組み作りが課題だと感じました。」(スポーツ健康学部2年生)
「eスポーツをビジネスとして利用していくためにリアルスポーツと同じように、スポンサー・イベント運営・施設運営をきちんと用意しなければならないことが分かりました。思っていたよりも、eスポーツというものは企業に多く利用されており、そんなに利用価値があるものだとは思いもしませんでした。eスポーツは自分が思っているよりも世界に浸透していますが、日本では、マイナスな要素と捉えられるのかが分からないので、もう少し勉強をして、知っていきたいと思いました。」(スポーツ健康学部3年生)
特別授業は、全4回実施予定となっています。
なお、NTTe-SportsはNTT東日本グループ通信制サポート校「NTTe-Sports高等学院」を令和7年(2025年)4月に開校予定で、教育領域におけるeスポーツの普及にも力を入れています。
学校法人佐藤栄学園は、NTT東日本と「最新テクノロジーを用いた次世代教育協創の連携協定」を令和5年(2023年)4月に締結しています。(プレスリリース PDF) 今回の特別授業は、その一環として実施しています。
●関連リンク
株式会社NTTe-Sports