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2024年01月22日

講義「生命と法(ペット法)」で特別講演会を実施

1月22日、本学講義「生命と法(ペット法)」で、どうぶつ弁護団理事長・細川敦史弁護士と、朝日新聞記者・太田匡彦氏による特別講演会が、160人以上の学生の参加の下、オンラインで開催されました。太田氏は、ペットビジネスにおける問題点等を、ご自身による調査を踏まえてお話くださりました。細川氏は、現在ご自身が担当されている裁判や、NPO法人「どうぶつ弁護団」の活動についてお話しくださりました。マスメディアに頻繁に登場するお二人の話に学生たちは、これまで勉強してきた法律の知識と照らし合わせながら、真剣な眼差しで聴いていました。また、質疑応答では、最近話題となったペットの航空機内への持ち込みの是非についてまで登場し、法律上どうあるべきかの観点から説明があるなど、とても幅広い知識を得る機会となりました。

 平成国際大学では、これからも多くの「学びの機会」を提供していきます。

 

以下、受講学生の感想です。

・「犬や猫の取引実態、流通状況など、生命と法の講義内で触れきれなかったことの説明があった。現在の動物愛護管理法での問題点、ペットをめぐる裁判例などから私自身、考えることが多かったと感じた。」

(法学部1年 T君)

・「興味深い内容ばかりで時間があっという間でした。今回の講演会を経て、ペットの『かわいい』の裏には悲惨な現像が存在しているということをもっともっといろんな方に知ってもらいたいと思いました。また、生体販売について今一度考え直すべきではないかと考え、これからは人と動物が共に快適なに過ごせる社会になってほしいと思いました。」

(法学部2年 Yさん)

・「講演を受け、ペットの扱い方の残酷さを痛感した。裁判において、人と同じように損害賠償を受けることができない点や、売れなかった動物は不良在庫とされ劣悪な環境で生活していることを知り、人間と動物が共生できる社会を築いていくべきだと感じた。」

(法学部1年 Oさん)

 

【講師紹介】

 〇細川敦史

 春名・田中・細川弁護士事務所(兵庫県弁護士会)

 中央大学法学部卒

 現在、NPO法人「どうぶつ弁護団」理事長を務め、動物虐待に対して告発等の活動を行っている。ペット情報サイト「Shippo」に執筆文が連載中である。

 

 〇太田匡彦

 朝日新聞社記者

 東京大学文学部卒

 著書に『犬を殺すのは誰か』(朝日文庫)、『「奴隷」になった犬、そして猫』(朝日新聞出版)がある。その他、メディア等に多数出演している。